学生ころから職人になりたいと思っていました。ふと将来の仕事を考えてみると、手に職をつけたいという思いから「職人」への憧れが出てきました。ひとつのことに打ち込む職人って、かっこいいですよね。そのせいか、小さい時からよく機械を分解したり、壊したりしていました。(笑)
機械いじりが好きでしたから、技術工学系の4年制の大学に入学できましたし、丸山でほぼ職人に近い専門性をもった仕事をさせてもらうことができていますからすごく楽しいし、充実しています。
大学4年の時に就職活動をして、幸い丸山に内定が決まってから、在学中に技術部でアルバイトをさせてもらうことができました。そこで、仕事のイロハを学び、仕事の楽しさをいち早く体験できました。正式に入社してからも、同じ技術部に配属されました。
そのときの直属の上司である部長さんにはすごく感謝しています。その部長は、機械のプロです。仕事に取り組む姿勢がまじめで実に正確、まさに職人です。しかも、部下にやさしく指導される方で、自分も成長できましたし、社会人としてやっていけるという自信を持つことができました。最初の上司がその部長であったことは本当に幸運でした
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技術課で一通りの仕事の流れや、ホックの開発製造の流れを習得できたところで、突然、製造部への異動を命じられました。ようやく仕事に慣れたところでしたので、最初は大変驚き不安になりました。そんな中、まわりの女子の励ましもあり、「何とかなる。」と吹っ切れることができました。異動してからは失敗もありましたが、新しいチャレンジができ、非常に楽しく新鮮な毎日をおくりました。丸山の社員の方は皆さんとても優しくて、できの悪い僕を、粘り強く指導してくださいました。(笑) その体験からいずれ会社に貢献できる、恩返しが出来る社員になれたらと感じるようになりました。
機械のことは大好きでしたし、探究心が旺盛というか、何か疑問に思ったことがあると、時間を忘れて集中してしまい、とことん追求しすぎて、よく納期が遅くなったりもして叱られました。でも、追求して解明できた時の喜びは忘れられないし、何かやった感があり、また次のことを探究したくなってきます。そんな性格からか、機械や道具をよく壊してしましました。どうしても、機械の本質がわかりたくて、少し度が過ぎてしまって、工具を壊しましたし、ひどいときは大切な金型を壊して、もちろん上司からは叱られるし、納期も遅くなり、会社にもずいぶん迷惑をかけてしまったことが多くありました。